ハイパーリーグでのカイリキーの立ち回りについて解説します。
これまで私はGOバトルリーグのハイパーリーグのほとんどをカイリキー入りのパーティーで戦ってきました。
合計すると500戦にも及びます。
しかも、そのすべてを「初手」で使ってきました。
ご存じハイパーリーグ環境の頂点にはゴーストタイプのギラティナが君臨しており、カイリキーは圧倒的不利となります。
急激に環境入りを果たしたクレセリア、それとフェアリー勢(トゲキッス、ピクシー、グランブル)にも圧倒的不利です。
それでもなお、カイリキーを初手で使いたくなる理由があります。
あまり広まっていないポケモンなので、本当は教えたくなかったのですが、このサイトを訪れてくださった皆さんにこっそりとカイリキーの強み(と弱み)、そして主要ポケモン別での立ち回りを解説します。
目次
カイリキーは「出し勝ち」対面が多い
カイリキーは出し勝ち対面が多いが何よりの強みです。
現環境(6月24日時点)での選出数上位20のポケモンのうち、13種類に対して出し勝ちです。
環境トップメタのレジスチルやラグラージに勝てるのはポイント高いですよ。
さらに、ニョロボンや、初手運用の確率が高いシュバルゴ、ギャラドス、ハッサム、フリーザーといったポケモンにも出し勝つことができます。
出し勝って勝て!
これが私のカイリキー運用の基本であり全てです。
カイリキーは警戒されていない
6月30日現在、私がハイパーリーグを潜って遭遇した684体のポケモンのうち、カイリキーはわずか6体のみ。
確率にして1.2%です。
これだけ出し勝てる相手が多いのに、全く警戒されていないのです。
ただ、相手側からすれば警戒も何も普通にギラティナで勝てるので特別な警戒は必要はないのですが。
カイリキー(ハイパーリーグ)のおすすめ運用法
私は以下の構成でカイリキーを運用しています。
技構成
- 技1:カウンター
- 技2:クロスチョップ、いわなだれ
カイリキーのおすすめの技構成です。
PvP運用では一番オーソドックスな構成かと思います。
パーティー構成
- カイリキー(初手)
- ギラティナA:りゅうのいぶき、ドラゴンクロー、かげうち
- レジスチル:ロックオン、ラスターカノン、きあいだま
初手カイリキーの出し勝ちのバリエーションの多さを活かしてまず出し勝ち、そのまま総合力の高い2体で勝ち切るのを基本戦術としています。
逆に出し負けた場合は、後述しますが、基本的に辛い試合となるでしょう(笑)。
カイリキーは出し負けるとパーティー単位でかなり不利に
もちろんカイリキーは強いばかりではありません。
「わかりやすい強さ」を持ったポケモンなのでその反面、「わかりやすい弱さ」を持っています。
先述したようにギラティナA、クレセリア、Aミュウツー、フェアリー勢などと対面すると圧倒的不利となります。
その場合基本的には即ギラティナかレジスチルに引きましょう(大抵の場合ギラティナに)。
相手に明確な回答がなかった場合は逆転の可能性はあります。
ただし、裏のポケモンもしっかり不利対面で合わせられてしまうと、ほぼ何もできずに負けてしまうことも多いです(ギラティナにフェアリー、レジスチルにラグラージなど)。
カイリキー(ハイパーリーグ)初手対面別立ち回り解説
それではハイパーリーグにおけるカイリキーの初手対面別の立ち回りを出し勝ち、出し負けそれぞれで解説していきます。
カイリキーで出し勝ちのポケモン
まずは出し勝ちのポケモンから紹介します。
「所説あり」の対面もありますが、この場合の出し勝ちとはお互い突っ張り合った場合にカイリキーが勝てる場合とします。
ラグラージ
この環境トップメタ相手に出し勝てるのはうれしいですが、いきなり「所説あり」といった対面ではあります。
お互いシールドを貼り合いクロスチョップとハイドロカノンを打ち合った場合、カイリキーが勝ちます。
それでもハイドロカノンはどうしても1発はもらう形になります。
なお、最初のクロスチョップとハイドロカノンはカイリキーが先に打てますが、それ以降はラグの回転率が上回ります。
そのため、カイリキー側は後から技を打つ立場からハイドロカノンを警戒しなければならないため、「最後カウンターで押し切って起点とする立ち回り」を成立させるのが非常に難しいです。
交代受けを警戒しなければならないし、悠長に技1だけを打っていたらハイドロカノンで貫通されてしまうからです。
レジスチル
説明不要レベルで出し勝ちです。
相手はすぐに引いてくると思われるので、交代の準備をしましょう。
ニョロボン
お互いシールドを貼り合い素直に突っ張った場合、カイリキーが勝ちます。
ただ、こちら側としては、れいとうパンチにはシールドを貼りたくない心理が働いて、れいとうパンチを受けた後にブラフで爆パンを決められてしまうと負けてしまうことがあります。シールドアドは取れますが。
Aベトベトン
素直に出し勝ちです。
まずは相手が引いてくる場合に備えて、交代の準備をしましょう。
突っ張ってきた場合にはヘドロウェーブかダストシュートをぶち込むんでくる可能性が高いです。
食らっても勝てますが瀕死になります。
この場合、裏にレジスチルなど格闘に弱いのがもう1体いる可能性があるため、シールドを貼るか、迷うところです。
カビゴン
素直に出し勝ちです。
相手はすぐに引いてくると思われるので、交代の準備をしましょう。
とはいえカビゴンを初手で運用しているケースは見たことがないので、あまり想定しなくてよいでしょう。
シュバルゴ
素直に出し勝ちです。
引いてくる場合と突っ張ってくる場合がありますが、相手の動きを見て素直に合わせていけば問題ないでしょう。
ギャラドス
この曲者相手にも出し勝ちです。
サブ技のいわなだれが活きてきます。シールドの張り合いで勝ちです。
シールド全貼りが安定です。かみくだくは今一つだからとケチると負けます。
ブラフのドロポンとか気にせずに貼っちゃえるので楽ですよ。笑
こちらがいわなだれを打つタイミングにブラフでクロスチョップにシールドを貼らせることができれば、さらに安定するでしょう。
ハッサム
素直に出し勝ちです。
相手は引いてくると思われるので、交代の準備をしましょう。
メルメタル
素直に出し勝ちです。
すぐに引いてくる場合は、交代の準備をしましょう。
「ばかりき逃げ」をしようとしてくる場合は、こちらのクロスチョップが先行できますので、シールドを剥がしてやりましょう。
「ばかりき逃げ読みの先行クロスチョップ読み」の交代受けをされるとやられたー!って感じです。
エンペルト
素直に出し勝ちです。
基本的に引いてくると思われるので、交代の準備をしましょう。
タチフサグマ
二重弱点を突けますので圧倒的レベルで出し勝ちです。
相手はすぐに引いてくると思われるので、交代の準備をしましょう。
フリーザー
いわなだれが2重弱点を突けるので出し勝ちです。
素直にいわなだれとこごえる風で突っ張り合った場合、カイリキーが勝てます。
技のサイクルが同じでカイリキーのほうが攻撃種族値が高いので、常に先行できるためです。
そのため素直に突っ張り合うと最後交代受けをされる可能性が高いです。
なお、最初のいわなだれのタイミングでクロスチョップを使うとブラフが成功する可能性が高いです。
相手からすれば即死級の技にシールドを貼らないのは勇気がいりますからね。
これが成功すればかなり有利に立ち回れるでしょう。
たま~にこご風のタイミングで技を打ってこないケースは暴風を狙っていると見て間違いないのでシールドを貼りましょう。
ラプラス
素直に出し勝ちです。
基本的に引いてくると思われるので、交代の準備をしましょう。
ニャイキング
最後はランキング外ですが、話題の新ポケ対面も紹介しておきます。
ニャイキング相手にも素直に出し勝ちですよ。
カイリキーが出し負けのポケモン
続いて出し負けのポケモンを紹介します。
種類は少ないですが、出し負けの相手に対してはほぼすべてに説明不要のレベルで圧倒的に負けなので、あまり説明することがありません(笑)。
ギラティナA
圧倒的に出し負けです。
すぐに裏に引いて、相手の回答がないことを祈りましょう。
クレセリア
圧倒的に出し負けです。(2回目)
基本的に裏に引きますが、相手の技1の火力が低いため、すぐに引くか少しゲージを溜めて引くかのオプションはあります。
トゲキッス
圧倒的に出し負けです。(3回目)
すぐに引いて祈るか、いわなだれをぶっ放してシールドを剥がすか大ダメージを与えるオプションはあります。
ピクシー
圧倒的に出し負けです。(4回目)
あまえるで起点にされてしまいます。
すぐに裏に引いて、相手の回答がないことを祈りましょう。
リザードン
出し負けです。
いわなだれを通せれば勝てますが、お互いシールドありで突っ張った場合、クロスチョップに2回シールドを貼らせなければ勝てません。
ブラストバーンよりいわなだれのほうが早く打てるので、いわなだれを打って当たればラッキー、シールドを貼られたらシールドアドを取った状態で裏に引く行動がベターかと思います。
Aミュウツー
圧倒的に出し負けです。(5回目)
ねんりきで起点にされてしまいます。
すぐに裏に引いて、相手の回答がないことを祈りましょう。
フシギバナ
素直に出し負けです。
格闘技の通りが悪いため、ハードプラントの超火力で押し切られてしまいます。
カイリキーは楽しい!
以上、ハイパーリーグにおけるカイリキー(初手運用)の解説でした。
連続で出し負けると泣きたくなりますが、出し勝ちが続いた時の快感が忘れられなくてつい使ってしまいます(笑)
強い奴には強い、弱い奴にはとことん弱い!
はっきりしているので、使っていて楽しいですよ!
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