初手の対面で明確に出し勝ち/出し負けとはならずに、お互い突っ張り合う試合は割とあります。
そうした試合で初手を突破できて有利に立てたと思ったにもかかわらず、その後の判断を誤り負けてしまった試合がありました。
今回の記事では、初手対面を突っ張り合って勝負がついた後の展開をケース別に見て、どう対処していけばよいのかを考えてみたいと思います。今回は自分の初手が相手の初手を突破できた場合です。
「このポケモンに対してはこう立ち回る」と、ポケモン単位で個別に暗記していくことは勝率を高めていくうえでもちろん大切です。ただ、それ以前に自分の中での戦術のセオリーみたいのをもっておくと、刻一刻と変化する戦況のなかで、的確な判断ができる確率は高まるように思うのです。
なお、本記事では各ポケモンについて基本的に以下の記号で書いていきます。
- A:自分の初手ポケモン
- B:自分の2匹目のポケモン
- C:自分の3匹目のポケモン
- a:相手の初手ポケモン
- b:相手の2匹目のポケモン
- c:相手の3匹目のポケモン
目次
相手の3匹目が何かを予想する
初手の突っ張り合いでaを突破することができました。おめでとうございます。
まずやるべきこととしては、おそらく相手はAに対して有利なbを出してきますので、「aとbの組み合わせから、cが何なのか」を予想するクセをつけると良いと考えます。相手はまだAしか分かっていな状況の中で、自分はaとbを見たわけですから、cを当てる確率は相手よりかなり高く、多くの情報を持っていることになります。
今後、私は試合を終えた後に「自分はcを何と予想し、結果どうだったのか」を振り返る作業をしてみようかなと考えています。
基本的には有利対面を維持する
Aはbに倒されるまでそのまま戦う→bに対して有利なBを出す→相手がcに交代してきたなら自分もCに合わせる
といった感じで、有利対面を維持したまま「後出し交代権」を持ち続ける立ち回りがセオリーでしょう。
注意しなければいけないケース
基本的にbはBに不利なのですから、相手としては挽回するために何らかの手段をとってきます。以下のような手を打ってくることが考えられますので警戒しながら立ち回ることが必要です。
1.技1で起点にされる
aを倒した時点で、Aの残り体力が中途半端に残っていて、再度ゲージ技を放つこともできず、相手の技1だけで起点にされてしまうケース。
2.緒戦でシールド差をつけられている
こちら側はbにとって有利なBを出せているはずですが、緒戦でシールド差をつけられている場合、それを使って強引にまくり返してくるケース。
3.ブラフ技
例えばナマズンの「どろばくだん」と「ふぶき」のように、ふぶきまでゲージを溜めて打つと見せかけてどろばくだんを放ち、シールドを剥がしてからふぶきを当てに来るなど、駆け引きをしかけてくるケース。
3匹目(c)への交代
大抵の場合、相手のbはBに不利なので、cに交代してきます。
1.Bがbに有利、Cがcに有利な場合
素直にCに交代しましょう。 交代のタイミングが遅れて、cから多くゲージ技をもらうような展開には注意です。
交代受け
交代受けを決められると逆転されてしまう場合があります。 Bのゲージ技発動タイミングも注意です。
2.Bがbにもcにも有利な場合
基本的に残りのシールドは全てBに使いましょう。Cは相手ゲージ技の盾にしたりと”捨て駒”として効果的に使用しましょう。
3.BとCがcに不利な場合
cがBとCに一貫していて、cを倒すにはAが必要だった!というケースです。この場合の対処としては、 bが出てきた段階で
- AからCに交代。Cは囮としてAを温存する
- cが出てきてCが倒される
- Aでcを倒す
- bにAが倒された後、Bでbを倒す
という立ち回りが必要です。Aに余力が残っているのが前提ですが。緒戦で勝ち取った「有利対面の維持」を崩す立ち回りになり、ちょっと難しいですがこういったプレイングもできるようになっていきたいです。
以上、相手との初手対面で突破できた場合の展開の考察でした。今日は相手の3匹目を予想する大切さを痛感しました。
次回は逆に初手対面で相手に突破された場合の挽回方法について考えてみたいと思います。
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