えーすくルーム

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うだつの上がらない30代サラリーマンの雑記ブログ。ネットを使ってお小遣い稼ぎ、資産運用……こんな僕でも本当にできるのか!?実践していきます。

【書評】「脱社畜の働き方」日野瑛太郎 を読んだ感想。

働き方に悩むえーすくです。

 

日野瑛太郎著「脱社畜の働き方」(技術評論社、2013年)という本を読みましたので紹介したいと思います。少しづつ読んでいくつもりが一晩で一気に読んでしまいました。

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著者について

著者の日野英太郎さんは1985年生まれ。僕とほぼ同世代(!)の方でした。

経歴は東大を卒業後、就職したくないという動機からウェブサービス開発などで何度か起業したが失敗。

そして企業に就職をされたのですが、その時に日本の多くの会社に蔓延している理不尽に直面。一度起業を経験したこともあり強烈な違和感や苦痛を感じたそうです。

その後、このような思いを発信していく「脱社畜ブログ」 を開設した結果、人気ブログとなり本書の出版に繋がったとのこと。

今は会社を辞めて再び独立し、執筆活動やアプリ開発などマルチに活躍されているそうです。

 

「脱社畜ブログ」はてなブロガーさんだったのですね。(知らなかった)

dennou-kurage.hatenablog.com

 

本書の構成と雑感

5章立てで以下の構成となっています。

1章 日本の職場は理不尽なことばかり

 「満員電車」「サービス残業」「有休を取りづらい空気」「長時間労働」……。これらを「『社会人』なんだから」と押し付けてくる風潮。こうした日本の社会に蔓延している理不尽と、それに飲み込まれない社畜としての思考法を紹介しています。

 

例として、

社畜の思考法→仕事とは、理不尽なことに耐えること。

社畜の思考法→仕事とは、価値を生み出すこと。

*1

社畜の思考法→「社会人」としての自覚に欠ける行動は慎むように気をつける。

社畜の思考法→「社会人」という言葉が出てきたら鵜呑みにせずに「社畜」置き換え警戒する。

*2

 

この「社会人」という言葉に関する話は結構面白くて、なんかよくわからないけど人を説得させるのによく使われる「魔法の言葉」だなぁと思わされてしまいました。

 

2章 社畜にならないための考え方

本書の核となる章で、第1章では今現在の会社内での理不尽に対処するための実践的な考え方でしたが、本章ではもっと根源的なことから考察していきます。

「働くこと」「食べること」「やりがい」「自己成長」。働く上でよく付きまとってくるキーワードですが、これらの考え方を整理しないと社畜の思考法になってしまいますよ、との事。

 

労働者は、会社に対して労務を提供する。それに対して、会社は給料を払う。どこかの会社に就職するということは、その会社と個人との間でそういう契約を結ぶということだ。この関係から全てが出発する。ほかのことはおまけにすぎない。

*3

 

会社は何かと「やりがい」とか「成長につながる」とかどこかフワッとした話で社員を働かせようとしてきます。でも基本的な原理原則は上記引用の通りで、それ以上でもそれ以下でもないんですね。「やりがい」があるからサービス残業をしても良いということにはならないのはもっともな話だと思いました。 

 

3章 僕が日本の仕事感に疑問を抱くようになるまで

著者紹介のところに著者の経歴を簡単に書きましたが、著者が起業をして失敗し、企業に就職して日本の会社の働き方に疑問を持つようになる経緯が綴られています。特に起業時代のエピソードは著者が成功を目指して邁進している様子が感じられ、読んでいる自分自身も楽しくなる感覚でした。

起業時代、著者は事業を成功させるためにそれこそ「長時間」がむしゃらに働いていました。ただ、がむしゃらに働いた原動力は、成功すれば上限のない利益という報酬が創業者である自分自身が得られるからであったからでした。

 

4章 プライベートプロジェクトのススメ

生活を維持するために会社に属し給与を得ながら、会社の外では独自のスモールビジネスをやってみましょう、という話。

現在でこそ副業の話題も多様化していますが、著者は5年以上も前から主張されていたのですね。自分の視野の狭さを痛感するばかりです。 

 

5章 脱社畜の未来

将来的には食べるための労働は無くなっていって、個々人がやりたいことをやる社会に突入していく……等という未来の働き方に関しての話です。ホリエモンあたりの本を読んだことのある方は初めて見聞きするような話では無いと思います。社畜的な考え方が社会の常識になって、さらに今後のテクノロジーの発展と掛け合わせてばいけば、ホリエモンが言っているような社会に突入していくのはあながちぶっ飛んだ意見ではないんだなぁということが個人的に納得できました。

 

感想

社畜には二段階あるとのこと。それは「精神的脱社畜」と「経済的脱社畜」です。よく「起業しろ!」とか「会社なんてやめちまえ!」と煽る意見も目にしますが、著者はそれには否定的です。まずは「精神的脱社畜」を目指しましょうと主張しています。

これには今現在の僕の立場からすると概ね同意です。社畜マインドを身に着けて実際に行動し、当ブログやスモールビジネス、投資などを実践することで「精神的脱社畜」を目指したいと思いました。

 

 

ではまた。

 

*1:「脱社畜の働き方」26ページ

*2:同書42ページ

*3:同書73ページ